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「カタログを見ても外壁は種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない」
「デザインは気に入ったけれどメンテナンスが心配。予算内で収めたいけれど何を優先すればいい?」
注文住宅を建てるとき、外壁選びで迷われる方は多いかもしれません。
外壁は家の印象を大きく左右するだけでなく、雨風や紫外線から建物を守る大切な役割も担っています。そのため、見た目だけでなくメンテナンス性や耐久性も含めて、バランスよく選ぶことが大切です。
そこで今回は、注文住宅の外壁の種類ごとの特徴と、後悔しない選び方のポイントを整理して解説します。

代表的な外壁材の種類として、ここでは以下の特徴を解説します。
それぞれの強みと弱みを理解し、自分たちのライフスタイルや理想の外観に合った素材を選んでいきましょう。
サイディングは、工場で作られたパネル状の外壁材を建物に貼り付けていく工法のことを指します。多くの建築会社が標準仕様として提案している外壁材です。
工場生産のため品質が安定しており、施工期間も比較的短く済むことから、コストと納期のバランスが取りやすいという特徴があります。
サイディングにはいくつかの種類があり、素材によって見た目や性能が異なるため、あらかじめ特徴を押さえておくことが大切です。ここでは、代表的な種類として、窯業系サイディングと金属系サイディングの2つに絞って、それぞれの特徴を解説します。
窯業系サイディングは、セメントと繊維質を主原料としたパネル状の外壁材です。多くの住宅で選ばれており、レンガ調や石調、タイル調、木目調など、デザインのバリエーションが豊富にあります。
そのため、好みの外観を選びやすく、予算を抑えながらもおしゃれな家にしたいという方に向いています。
一方で、表面の塗膜が劣化すると、色あせや汚れが目立ちやすくなるというデメリットも見逃せません。一般的には、10年から15年ごとに塗装の塗り替えとコーキングの打ち替えのメンテナンスを行います。
デザイン重視で初期費用を抑えたい方、定期的なメンテナンスをしっかり計画できる方に適した外壁材です。
金属系サイディングは、アルミニウムやガルバリウム鋼板などの金属を表面材とし、裏側に断熱材が施されているパネル状の外壁材です。軽量で建物への負担が少なく、シャープでモダンな外観を作りやすいことから、スタイリッシュなデザインを好む方に人気があります。
窯業系サイディングに比べて軽いため、建物の構造への負担が少ないという点がメリットです。デメリットは、表面がへこみやすく、強い衝撃や飛来物で傷がつくことがある点です。
また、素材によってはサビが発生することがあり、特に海に近い地域では塩害の影響を受けやすいため注意しなければなりません。表面の塗装が劣化してきたら、塗り替えのメンテナンスを検討します。
モダンな外観が好きな方、軽量な外壁材を希望する方に向いています。
塗り壁は、左官職人が壁に材料を塗り重ねて仕上げる外壁のことです。パネルを貼るサイディングとは異なり、継ぎ目がほとんどないため、一体感のある美しい仕上がりが実現できます。
塗り方や仕上げの方法によって、さまざまな表情を出せることが大きな魅力です。ここでは、塗り壁の種類として、モルタル壁としっくいのそれぞれの特徴を解説します。
モルタル壁は、セメントと砂を混ぜたモルタルを下地に塗り、その上に仕上げ材を塗って完成させる外壁です。塗り壁の一種で、仕上げ方によってさまざまな表情を作ることができます。リシン吹き付けやスタッコ仕上げ、ジョリパット仕上げなど、仕上げの種類が豊富で、自由度の高いデザインが可能です。
しっくいは、消石灰を主成分とした自然素材の塗り壁材です。日本では昔から使われている外壁材としても知られており、独特の質感と風合いが魅力です。調湿効果や抗菌効果があるとされ、自然素材を好む方に人気があります。

ヘーベルパワーボードは、ALC(軽量気泡コンクリート)を用いた厚みのある外壁材です。旭化成建材が製造する製品で、厚さが37mm程度と一般的なサイディングよりも厚く、重厚感のある仕上がりになります。厚みがある分、音の伝わり方が気になりにくい点が魅力です。
メリットは、耐久性が高いこと、耐火性能に優れていることなどが挙げられます。ただし、扱える建築会社や施工体制が限られる場合があるため、採用できるかどうかは事前に確認が必要です。
また、仕上げに塗装をするため、塗装の劣化状況によって定期的なメンテナンスは必要になります。耐火性や遮音性を重視する方、重厚感のある外観を求める方に向いています。
タイルは、粘土を焼き固めて作られた外壁材です。重厚感があり、光の当たり方で陰影が出るため、高級感のある外観に仕上げられるという特徴があります。
色あせや劣化がほとんどなく、美しい外観が長持ちしやすい点がメリットです。表面が硬く傷つきにくいため、長期的なメンテナンスコストを抑えたい方にも向いています。
一方、初期費用が高い、施工に手間がかかるため工期が長くなりやすいというデメリットもあります。
表面の塗装メンテナンスは不要ですが、タイルと下地の接着状態や目地のコーキングなど、定期的な点検は欠かせません。
初期費用をかけても長期的に美しい外観を保ちたい方、メンテナンスの手間を減らしたい方、高級感のある仕上がりを求める方に適しています。

注文住宅の外壁材を選ぶときには、以下の4つのポイントに着目しましょう。
ポイントを押さえて検討することで、家を建てた後に「こんなはずじゃなかった」という後悔を防げるはずです。
外壁を選ぶときには、初期費用だけでなく将来のメンテナンス費用も含めて考えることが大切です。どんな外壁材も時間が経てば劣化するため、10年後や15年後に必要になるメンテナンスを見据えて選ぶことが、長く安心して住むためのポイントです。
たとえば、塗装が必要な外壁材の場合、塗り替えの周期や費用がどのくらいかかるのかを確認しておきましょう。目地のコーキングがある外壁材は、コーキングの打ち替え費用も発生します。
将来のメンテナンス計画を立てるために、建築会社にメンテナンススケジュールや費用の目安を確認しておくのも方法の1つです。
外壁は家の印象を大きく左右する部分です。面積が大きいため、色やデザインの選び方次第で、同じ建物でも違った雰囲気になります。好みのデザインを選ぶことは大切ですが、外壁だけでなく、屋根やサッシ、玄関ドアとの色の組み合わせも確認しておきましょう。
全体のバランスを考えて選ぶと、統一感のある美しい外観に仕上がります。建築会社のカラーシミュレーションやモデルハウスを参考にしながら、自分たちの好みとメンテナンスのしやすさを両立できる色やデザインを選んでみてください。
外壁選びでは、予算も重要な判断材料の1つです。ただし、建築費用だけでなく、将来のメンテナンス費用も含めたトータルコストで考えることが大切です。初期費用を抑えても、メンテナンスの頻度が高ければ長期的には負担が大きくなりかねません。
逆に、初期費用が高くてもメンテナンスの手間が少なければ、トータルでは経済的になる場合もあります。予算内で満足度の高い選択をするために、トータルコストの視点を持ってみてください。
外壁選びで後悔しないために、ぜひ実物を目で見て確かめることをおすすめします。カタログや画面で見る色や質感と、実際の外壁は印象が大きく異なることも珍しくありません。特に色は、小さなサンプルで見るのと、実際の建物の大きな面積で見るのとでは、明るさや色の濃さが違って見えることがあります。
できれば展示場や完成現場の見学会に足を運んで、実際の外壁材を確認してみてください。また、建築会社が施工した実例を見せてもらうのも良い方法です。
そして、外壁のサンプルを屋外で確認することも大切です。室内の照明と自然光では色の見え方が変わるため、できれば晴れた日と曇りの日、朝と夕方の異なる時間帯でサンプルを見比べてみることをおすすめします。
外壁は、一度決めると簡単には変えられないものです。だからこそ、実物を確認し、納得のいく選択をしましょう。

ここまで、注文住宅の外壁の種類や選び方のポイントを解説してきました。外壁材にはそれぞれ特徴があり、メリットとデメリットを理解したうえで、自分たちの暮らし方や予算に合ったものを選ぶことが欠かせません。
デザインだけでなく、メンテナンス性やトータルコストも含めて比較することで、後悔のない選択ができます。外壁選びで迷ったときは、建築会社に相談してみませんか。
建築会社は、それぞれの外壁材の特性や施工実績を熟知しており、あなたの希望や予算に合わせた提案をしてくれます。また、実際の施工例を見せてもらったり、ショールームで実物を確認したりすることで、より具体的なイメージが持てるようになります。信頼できる建築会社と一緒に、納得のいく外壁選びを進めてみてください。
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